会社で怖いことのひとつは「できないやつ」というレッテルを貼られること。そう思われたくないからこそ、頑張れる部分もあるし、逆にそれは脅迫観念になりストレスともなることも。

では、あなたは本当に「仕事できるやつ」なのか?

そんな時に自分を客観視するための、おそらく多くの人にとって耳の痛いかもしれないコラム5選。

これらを読んで、あなたに元気がでるかどうかは、私は知らない…

 

仕事のできる人は「褒められたい」と思わない。

彼らは「誰がどう言っている」や「誰がカネを持っている」にはほとんど興味が無い。むしろすぐにカネの話をする人間を軽蔑している。

あなたは「褒められること」に過剰に反応してないだろうか?当然だが「仕事のできる人」は褒められるために仕事をしているわけではない。彼らの興味はたった1つの価値観に集約される。あなたはその価値観を持って仕事に真摯に向き合っているだろうか?

 

あるところで有能な人が、別の場所では無能になる。

さて、「過去に有能だった人が、新しい環境でパフォーマンスを発揮できていない状態」のときの扱いはかなり難しい。本人には高いプライドがあるし、他の人の期待値も高いからだ。

他者の評価は期待値が高い分、辛口になり、本人はパフォーマンス低下を環境のせいにしてますます意固地になる。

「能力は高いが、職場を乱す人」は、こうして出来上がる。

もしかしたら、あなたは「無能」になる場所に自ら身を投じているにも関わらず、何の対処もしないままに周囲に「無能」と思われていないか?本人の立場と職場側の立場からこの状況を冷静に分析。新しい職場で「◯◯◯◯◯◯」はお互いに求めてはいけない。

 

なぜ、あの人は失敗を恐れないのか

彼らは無謀なのだろうか、それとも何も考えていないだけなのだろうか。

そして、私はつづけて彼らに「なぜ恐怖に勝ったのか」を聞く。

すると、面白いことに彼らは皆似た回答をする。皆それなりの根拠を持って、「恐怖は克服できる」と確信をしているのである。

もしあなたが失敗をしたことがないのであれば、それはチャレンジしていないだけの可能性がある。チャレンジしている人の心持ち6例。あなたはいくつあてはまるだろうか?

 

「実力はないのに、自信だけはある人」をどう扱うか

「本当に謙虚な人々」(要するに実績があり、努力もし、真の自信のある人々)は、根拠のない「自信過剰」を責めてはいけない。自信過剰はその人の精一杯の自己防衛であり、拠り所なのだ。否定すればするほど、対立は深まる。

もしあなたが「自信だけある人」であったらどうしようか?根拠のない自信はどこから来るのか?なぜそれが生まれてしまうのか鋭い分析。ここでは逆にそういう人に出会った場合にどう対処するかがが書かれている。逆の立ち場から考えてみて自分を客観視してみたらどうだろうか?

 

なぜ、あなたは正しいのに皆に聞いてもらえない?

ある若手の課長が頑張っていた。その方は低迷する業績に一石を投じるべく、綿密に用意してきたプランを発表し、なんとか部署の業績を好転させようと一人気を吐いていいた。

マンガや物語であれば、「皆、そのプランに感動し、部署は一丸となって…」となるのかもしれないが、現実は厳しい。その課長のプランには懐疑的な意見が噴出し、会議は迷走した。

あなたたは、まだ「正しいこと」が絶対的な正解だと思ってないだろうか?議論は相手に勝たないと意味がないと思ってないだろうか?いや、人間は、人間としての合理性を持って様々な場面、状況の中で判断をし行動している。あなたは、その自分の「正しさ」の外にあるものが見えているだろうか?

 

どうだろうか。「仕事できないやつかもしれない」と自分で自分を疑ったあなたは、少なくとも「そうならない素養がある」。と言えば慰めになるだろうか。いや、そう言われたところで、それは慰めでしかないですね。元気だせ。でも、自分を「仕事できるやつ」と思って仕事するのはそもそも幻想で、そうなりたいと自ら求めて仕事をすることが、「仕事ができるやつ」への最短の道なんだと思う。

 

【お知らせ】
ティネクト(Books&Apps運営会社)提供オンラインラジオ第6回目のお知らせ。


<本音オンラインラジオ MASSYS’S BAR>

第6回 地方創生×事業再生

再生現場のリアルから見えた、“経営企画”の本質とは

【日時】 2025年7月30日(水曜日)19:00–21:00
【ご視聴方法】
ティネクト本音オンラインラジオ会員登録ページよりご登録ください。ご登録後に視聴リンクをお送りいたします。
当日はzoomによる動画視聴もしくは音声のみでも楽しめる内容となっております。

【今回のトーク概要】
  • 0. オープニング(5分)
    自己紹介とテーマ提示:「地方創生 × 事業再生」=「実行できる経営企画」
  • 1. 事業再生の現場から(20分)
    保育事業再生のリアル/行政交渉/人材難/資金繰り/制度整備の具体例
  • 2. 地方創生と事業再生(10分)
    再生支援は地方創生の基礎。経営の“仕組み”の欠如が疲弊を生む
  • 3. 一般論としての「経営企画」とは(5分)
    経営戦略・KPI設計・IRなど中小企業とのギャップを解説
  • 4. 中小企業における経営企画の翻訳(10分)
    「当たり前を実行可能な形に翻訳する」方法論
  • 5. 経営企画の三原則(5分)
    数字を見える化/仕組みで回す/翻訳して実行する
  • 6. まとめ(5分)
    経営企画は中小企業の“未来をつくる技術”

【ゲスト】
鍵政 達也(かぎまさ たつや)氏
ExePro Partner代表 経営コンサルタント
兵庫県神戸市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。3児の父。
高校三年生まで「理系」として過ごすも、自身の理系としての将来に魅力を感じなくなり、好きだった数学で受験が可能な経済学部に進学。大学生活では飲食業のアルバイトで「商売」の面白さに気付き調理師免許を取得するまでのめり込む。
卒業後、株式会社船井総合研究所にて中小企業の経営コンサルティング業務(メインクライアントは飲食業、保育サービス業など)に従事。日本全国への出張や上海子会社でのプロジェクトマネジメントなど1年で休みが数日という日々を過ごす。
株式会社日本総合研究所(三井住友FG)に転職し、スタートアップ支援、新規事業開発支援、業務改革支援、ビジネスデューデリジェンスなどの中堅~大企業向けコンサルティング業務に従事。
その後、事業承継・再生案件において保育所運営会社の代表取締役に就任し、事業再生を行う。賞与未払いの倒産寸前の状況から4年で売上2倍・黒字化を達成。
現在は、再建企業の取締役として経営企画業務を担当する傍ら、経営コンサルタント×経営者の経験を活かして、経営の「見える化」と「やるべきごとの言語化」と実行の伴走支援を行うコンサルタントとして活動している。

【パーソナリティ】
倉増 京平(くらまし きょうへい)
ティネクト株式会社 取締役 / 株式会社ライフ&ワーク 代表取締役 / 一般社団法人インディペンデント・プロデューサーズ・ギルド 代表理事
顧客企業のデジタル領域におけるマーケティングサポートを長く手掛ける。新たなビジネスモデルの創出と事業展開に注力し、コンテンツマーケティングの分野で深い知見と経験を積む。
コロナ以降、地方企業のマーケティング支援を数多く手掛け、デジタル・トランスフォーメーションを促進する役割を果たす。2023年以降、生成AIをマーケティングの現場で実践的に活用する機会を増やし、AIとマーケティングの融合による新たな価値創造に挑戦している。
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(2025/7/14更新)