はじめまして、Ascent Business Consulting 株式会社、代表の北村 貴明です。

 

弊社はIT/業務コンサルティング、および「コワーキングスペースの運営」を行う会社です。

 

コワーキングという言葉はまだあまり一般的ではありませんが、端的に言えば「専門家や起業家同士が集まって仕事すること」です。

コワーキングとは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。

通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。(Wikipedia)

コワーキングスペースとは、その「コワーキング」を行う場所のことです。

一昔前、「ノマドブーム」があり、カフェで仕事をしている人もいましたが、カフェよりももう少しオフィス寄りの場所をイメージしていただくと良いのではないかと思います。

 

ただ、このように会社をご紹介すると、大抵の方は「おや?」という顔をいたします。

 

おそらく、心のなかではこう思っていらっしゃるのではないでしょうか。

「コンサルティングとコワーキングスペースとは、また随分と性格の異なる事業をやっていますね」

「どちらが本業なのですか?」

と。

しかし、我々の特長はまさに

「コンサルティング」と「コワーキングスペース」の両者を運営しており、この二つが不可分なところにあります。

 

ではなぜ「コンサルティング」と「コワーキングスペース」が不可分なのでしょう。

それは昨今の「働き方改革」と深い関連があります。

 

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首相官邸の「働き方改革実現会議」の議事録には、働き方改革の骨子が掲載されており、主たる話題は以下の2つです。

・長時間労働の是正

・同一労働同一賃金

電通の事件をきっかけとし、特に「長時間労働の是正」については度々議題として取り上げられ、政府が本腰を入れています。

ここ最近では特に大企業を中心に「残業禁止」の取り組みが急ピッチで進んでおり、某R社などにおいてはPCの起動時間をログにとり「自宅に持ち帰って仕事」すら不可能にしていると聞きます。

 

ですがもちろん、労働時間は減っても、従業員に求められる成果は前と変わりません。

企業側の主張として

「競争に負けたらうちの会社潰れちゃうから、成果はキチンと出してね」

と言うのは、労働者に対する要求としてはありふれたものです。

 

しかし、残念ながら現在、日本は先進国の中で労働生産性が低い方だと指摘されています。(出典:労働生産性の国際比較 2016 年版 – 公益財団法人日本生産性本部

つまりこの「働き方改革」の裏テーマは、「働き手側」の生産性改革、つまり

「長時間を投入して成果を出す労働」から「短時間で効率よく成果を出す労働」

への移行を要求しているのです。おそらくこの流れは止まらないでしょう。

 

実際、多くの企業ではリモートワークを認めたり、自由な裁量で働けたりするように「働き方」を作り変えています。

 

私がもと居た外資系コンサルティング会社でも、基本的にどこで何をしていようが自由、サテライトオフィスが渋谷、新宿、池袋、新橋など随所に存在し、どのように働くかは完全に選ぶことができました。

おかげでわざわざ本社に戻ることなく、時間を無駄にせず仕事ができたのです。

上司という概念もほとんどなく、皆「プロとしての振る舞い」を自覚して働く、そんな理想的な環境でした。

 

ただ、そうなると深刻な問題も発生します。

生産性を高めたあと、余った時間はなにをする?

という問題です。

 

余った時間はどうする?

「ヒマは好きですか?」と聞かれて、好きと答える人は少ないでしょう。時間があれば何かしたいのが普通です。

例えば、会社を定時で帰って、飲みに行く人が増えるかもしれません。あるいは趣味の時間としたり、家族サービスの充実に充てたりするかもしれません。

それもありでしょう。

 

でも「優秀で、仕事が大好きで、将来起業も視野に入っていて、出世もしたい人たち」は、どうすればいいのでしょう。

もちろん個人の自由ですが、まだまだ働きたい人も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

働く時間を制限することは健全なことなのですが、もっと自由な「趣味的な働き方」があっていいと思います。ただ、それは従来の企業の中においてではないでしょう。

 

よく、スターバックスなどのカフェなどで一日中仕事している人を見かけます。

新橋のビジネス街などでは、スターバックスに出入りしている人は1日数百人もいるんです。相当数の方が「カフェで仕事」していると思います。

カフェで仕事をすることのぜひはともかく、彼らはおそらくフリーランスや、スタートアップのメンバー、あるいは外資系の裁量労働の方々だと思うのですが、結構楽しそうに働いています。

余った時間を、そういった「時と場所を選ばない働き方」に充てることも一つの選択肢ではないでしょうか。

 

「自由に働きたい」けど、どうやって仕事を見つける?

ただ「自由に働きたい」と思っても、その人にあった仕事を見つけるのはそれなりに難しいと思います。

「自動車メーカーで品質管理を20年やってました」

「大手キャリアのインフラを支えていました」

という、レアなスキルを持っていても、それを必要としている企業や人を探すのは結構難しいでしょう。

 

もちろん、web上にはそういった事をビジネスにしている「クラウドソーシング」という業態があります。

しかし見るところ現在の「クラウドソーシング」は高度な技能を持つ人達が集まるというよりは、マイクロタスクを発注する場です。

 

噂となっている「キュレーションサイト」の執筆のタスクなどは、1文字あたり数円という単位で取引されたりしているようです。

そう考えれば、クラウドソーシングは昔の「内職」に近いでしょう。

 

誰でもできるように細かく分割された細かい仕事を、安い単価で発注できるシステムが現在のクラウドソーシングなのです。ですから、「レアなスキルを活かして自由に働く」とは少しイメージが違うでしょう。

 

ではどうすればいいのでしょうか。

それを考えた時、我々は「その方のスキルを求めている企業に、直接つなげばいいじゃないか」と思いました。

 

大企業の中で余っている優秀な人の能力をなんとかして活かすことは、社会全体のリソースを有効活用する上で重要です。

実は、スキルの高いフリーランスは世の中にかなり数多くいます。フリーランス専業の方もいますし、大企業に所属しながら、自分の興味のある仕事をやりたい、という方もいます。

 

私たちはそういった方々を集め、手始めに我々がコンサルティングをしていた「人材不足の」企業に紹介して回りました。

すると、驚いたことにかなりの需要があることがわかったのです。我々はそれをサービス化し、コンサルポータルというサイトも立ち上げました。

 

高スキル人材ほど「直接あって話す」ことが不可欠

ただ、「高いスキルの人を雇う」ときに、web上の情報だけで完結することはまずありません。実際に会って話をし、細かく支援の条件や求める成果を明らかにすることが不可欠です。

企業と「高スキルのフリーな人材」が、フェイス・トゥー・フェイスで話をする場がどうしても必要でした。

 

ここで「コワーキングスペース」がようやく登場します。

私は「企業と高スキル人材の出会うハブ的機能」をコワーキングスペースとして立ち上げよう、と思いました。

 

単なる作業スペースではなく、「高スキルを要求される仕事のマーケット」が、我々のコワーキングスペースの定義です。

すでに我々が結びつけた案件は数百件に登り、月間200万円以上の単価で稼働するコンサルタントもいます。

 

ご興味のある方はぜひ、コンサルポータルに登録し、コワーキングスペースに遊びに来てください。

そして一緒に、日本を盛り上げようではありませんか。

 

Ascent Business Consulting 株式会社コーポレートサイト

コワーキングスペース「Basis Point」サービスサイト

◯コンサルポータル

 

 


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