仕事が遅いんです…という悩みを聞く。なぜ遅いのかを聞くと、どうも本人は「能力不足」と思っているらしい。
とんでもない。
能力不足なのではなく、仕事を早く終わらせる行動をとっていないだけだ。能力は仕事の成果の上限を決めるが、仕事のスピードに対する影響は小さい。
仕事のスピードを決めるのは、なんでもない習慣である。きちんと実行すれば、仕事の時間を半分…は言いすぎだが、2/3にはできる。
1.気の散るものを回りにおかない。
家では仕事(勉強)できない、という人も多いが、それは気が散るものが多いからだ。集中したいときは、できればネット環境も切るほうがよい。余計なことをしていると、すぐに時間が経ってしまう。メールを見るな。スマホをさわるな。
カフェでの仕事が捗るのは、余計なものがないからだ。
2.眠い時に無理して仕事しない。仮眠を取れ。
眠い時の仕事のスピードは最低である。仮眠をとっても良い。少し寝た後の仕事のスピードは劇的に違う。もちろん基本として、早く寝ること。
3.タイムリミットを設定せよ。そして聞け。
ある程度悩んでできないものは、いったん捨てる。そして人にヒントをもらうと劇的にスピードが変化する。
自分で調べるのも良いが、聞いたほうがはるかに早い。ただし、メモを取って同じことを2度聞かないように努力すること。
4.仕事の目的を書き出せ
取り掛かる前に目的を書き出せ。「なんとなく」わかっている程度ではダメで、言葉にしろ。仕事は余計な品質を追求しているヒマはなく、目的のために大事なことをする時間である。
5.真似をしろ。ノウハウもらえ。
仕事の早い人の真似をしろ。絶対に素晴らしいノウハウを持っている。仕事ができる人と仲良くすること。
例えば報告書が早い人がいたが、彼は今まで書いた報告書をパターン化、テンプレート化していた。ほとんどの仕事は毎日代わり映えしないのだからこれで十分だ、と彼はいっていた。
6.ツールに習熟しろ
開発者であれば、テキストエディタやエクセルの使い方に習熟しなければいけない。文筆家であればタイピングのスピードは重要だ。営業であれば顧客DBを知り尽くす。ツールの使い方に習熟すればそれだけ仕事早くなる。
7.早くおらわせて遊びに行け
早くやろうと思う動機付けは重要だ。遊べ、家族と過ごせ。友達やパートナーと会う。飲み会に行っても、勉強会に行ってもよい。夜に予定を入れよう。
ほとんどの仕事に才能は必要ない。必要なのは工夫だけだ。
(2025/1/8更新)
ティネクト(Books&Apps運営会社)提供オンラインラジオをはじめました。
<本音オンラインラジオ MASSYS’S BAR>
第1回テーマ 地方創生×生成AI 言語化の価値とその重要性
2025年ティネクトでは地方創生に関する話題提供を目的として、トークイベントを定期的に開催します。
【パーソナリティ】
ティネクト株式会社取締役 倉増 京平
顧客企業のデジタル領域におけるマーケティングサポートを長く手掛ける。新たなビジネスモデルの創出と事業展開に注力し、コンテンツマーケティングの分野で深い知見と経験を積む。
コロナ以降、地方企業のマーケティング支援を数多く手掛け、デジタル・トランスフォーメーションを促進する役割を果たす。2023年は生成AIをマーケティングの現場で実践的に活用する機会を増やし、AIとマーケティングの融合による新たな価値創造に挑戦している。
【ゲスト】
野村圭司氏
一般社団法人インディペンデントプロデューサーズ・ギルド 理事
企業向けの人材開発コンサルティングに従事する傍ら、「可視化の参謀~ファシリテーション・コンサルタント~」として中小企業経営者やキャリア転機にあるミドル世代の想い・悩み・思考・アイデアの整理・言語化・可視化・構造化を通して前進にむけて支援を行っている。
【日時】2025年1月16日(木)19:00–20:30
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