こんにちは。今回は自分自身が2年間、ほぼ毎日ブログを更新した結果得た、経験則を書いてみたいと思います。

テーマは、「多くの人に読まれる記事とは、どういった記事か」です。

 

検索エンジンが賢くなり、「コンテンツの良さ」が多くの人に読まれるページの最低要件となったいま、多くのライターやwebサイト運営者が悩むのが、

「どうやって良質な記事を継続的にあげるか」

ではないかと思います。

しかし難しいのは、「良いコンテンツとはなにか」という部分です。もちろん「人それぞれ」と言ってしまえばそれまでですし、あらゆる読者層に響くコンテンツは無いかもしれません。

が、私が見る限りでは、「本当に多くの人に読まれる記事」は、ある程度「普遍的な良さ」というものを持っていると感じます。

では、「普遍的な良さ」とは具体的に何でしょう。その必要条件をあげてみたいと思います。

 

 

1.多くの人に読まれるコンテンツはたった3種類

ミリオンセラーとなった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」の編集者である加藤貞顕氏は、コンテンツの必要条件として次のようなことを述べています。

僕は以前、過去にミリオンセラーになった本を調べたことがあるのですが、テーマはかなり限られていました。それは、家族、恋愛、青春、健康、お金です。過去のミリオンセラーはほとんどこれらのテーマか、あるいはその組み合わせで書かれています。どういうことかというと、これは1億人が興味があるテーマなんですよね。そういうテーマだけが100万部売れる可能性がある。

アカデミーヒルズ

これは非常に興味深い示唆で、「読まれる記事」にはテーマに制限があるということです。すなわち、「皆が興味あることは何なのか?」を知ることが、読まれる記事を書く近道です。

もちろんwebは本は異なります。webで多くの人に読まれる記事、すなわち「バズる」記事は以下のものです。

 

1.役に立つ/後で読みたくなる記事

「◯◯の条件8つ」 「◯◯のサービス◯選」 「使ってみて分かった◯◯の便利さ」「◯◯マーケティングで知っておくべきこと6つ」と言ったタイトルの記事は読まれやすいです。本記事もこのジャンルです。

いわゆる、ライフハック、ノウハウ、商品・サービス紹介の記事と言ってもいいでしょう。

webは本と異なり、どこからでも呼び出せるので、はてなブックマークやFacebookなどで備忘録代わりに拡散される。また、この手の記事は検索されるキーワードが数多く出てくるので、長く読まれます。

また、この手の記事の権威になると、現実で仕事がもらえるので、コンテンツマーケティングの主役です。

2.共感する記事

「感動」や、「いい話」に相当する記事。いわゆるバイラルメディアが好んで取り上げます。積極的に拡散されるため、爆発力のある記事となり、ブームになることもしばしば。検索エンジンには引っかかりづらいため、長期的な流入は見込みづらいですが、新規の読者をつかむには重要な記事です。

ただし、記事が感動話ばかりになると読者に飽きられてしまうし、中身が薄くなりますので、ご注意。

3.笑える記事/一発芸の記事

共感をもっと先鋭化させた記事。「~をやってみた」や、「笑える◯◯、5連発」、「◯◯がびっくり」など。上に紹介した1や2の記事は、価値観や、その人の仕事のイメージ、知的レベルが反映されるため、共有が躊躇されるシーンもありますが、3はほとんど躊躇なく共有されます。

バカバカしい笑いは、誰も不幸にしないし、差別も生まないからです。そういう意味では、「笑えるコンテンツ」や「バカなことをやってみる」ばかり集めているサイトが最も集客しやすいといえるでしょう。

しかし、アクセス数を稼いでも、現実の仕事にはつながりづらいのが欠点です。広告などで稼ぐしかなくなります。したがって、コンテンツマーケティングに使うのであれば、1.や2.の記事のアクセントとして、たまに3を使うのが良い配合でしょう。

 

 

2.ネガティブなことは書かない

記事は継続的にアップする必要が有るため、ライターの好きなことを書くのが一番です。むしろ、好きなことでないと継続して書き続けるのは難しいでしょう。ただし、「批判」や、「議論」が好きな方はご注意ください。

特に批判はネガティブに捉えられることが多く、拡散されにくいと言えます。例えば、Facebook上でいつもネガティブな人はブロックされてしまいます。もちろん一時的にネガティブな記事を読みたいという衝動があることは否定できません。でも、誰かを批判したり、不満を述べたりするネガティブな記事ばかり見ていると、疲れてしまいます。

例えば、「◯◯が許せない」、「まだ◯◯なことをやっているんですか?もう時代遅れですよ」と言ったタイトルの記事です。

もちろん、多くの方が「批判に共感する」場合は拡散されたりしますが、多くの場合は一時的なものです。読者の方が記事を見たいのは、いい気分になりたいからです。批判は程々に。

 

3.具体的に例を挙げる

当たり前ですがわかりやすい記事がより好まれるので、概念的な話よりも、具体的な話がより読まれます。

例えば、「挨拶の重要性」についてくどくど語るより、「【やってみた】上司と先輩に1ヶ月間挨拶を続けた結果…。」という記事のほうが、説得力がありますし、読みたくなる人も多いです。

世界中で2000万分も売れた自己啓発書の大御所、「7つの習慣」は、伝えたいこと、抽象的な概念はたったの7つしかありませんが、残りのページをすべて実例に充てているため、読みやすくなっているのです。

 

4.人と違う視点を提供する

例えば、「かわいいネコ」の記事を書くとします。この猫がいかにかわいいか、を書いてもあまり面白く無いでしょう。

この場合、視点を変えて、「かわいい猫ほど、性格が最悪」さらに、「かわいいネコが見せる、獰猛な動物の一面」といった記事であれば、視点をずらすことができ、人の興味を引くことが出来ます。

ちょっとした事でもいいのです。記事にひとつふたつの新規性というスパイスを加えると、面白い記事になります。

 

この手の記事によく使われる手法が、「皆が常識と思っていることを、否定してみる」という記事です。例えば、本ブログでは

50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」 (え…?50歳以上しか採用しないなんて、普通逆だろ!)

「転職回数の多い人を採用するようにしています」という経営者が語った、その理由。 (いやいや、転職回数多い人を取る会社なんてないから)

といった記事です。

個人的には、「普通と逆のことをいう経営者」は非常に良い記事のネタです。

 

5.違う意見をもつ人に配慮して書く

「異なる考え方の人もいますが」、「全てではないですが」というのは、一種の「礼儀」と思って文章に含めるのが良いと思います。もちろん、表面上だけでなく「ほんとうにそう思って」含めるべきであることは間違いありません。

世の中には必ず異なる意見の人がいます。炎上狙いで「◯◯と考える奴はアホだ」と敢えて書く方もいますが、そのように考えるよりも、異なる意見を尊重したほうが、新しい考え方に到達できる可能性が高いのではないでしょうか。

例えば、「残業はしないほうが良い」と、「労働時間など気にしていては成長できない」という考え方は対立しているように見えますが、本当にこれを解決したいなら、「残業を減らしながら成長するにはどうしたら良いか?」を記事にするほうがよっぽど建設的です。

断定的な物言いは好まれますが、それを尖らせすぎてしまうと、長期的なファン形成は難しいのではないかと思います。ただ、中には炎上をさせてもファン形成をしてしまう天才的な方いるのも事実ですので、ご自身のウデと相談して判断してください。

 

以上です。これらはもちろん、「必要条件」であり、上の条件を満たすからと言って必ずバズるわけではありません。

しかし、記事を書く際の指針の一つにはなるのではないかと思います。

 

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(2021/10/21更新)

 

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(Photo:Cristina)