Vol.163から続き(Airbnbって何? Airbnbホストとは? )
Airbnbホストをやっているとゲストだけでなく他のホストと仲良くなります。Airbnbが主催するミートアップっていう食事会があったり、Airbnbホスト同士が勝手に集まって交流会を開いたり、はたまた社団法人をつくって本格的にロビー活動する人たちもいて、ホスト同士の横の繋がりが強いというのは、間違いなくAirbnbの強みだと思います。
やってて気づいたんですけど、そんな中でも私はAirbnbを通して「世界がこれだけ変わった」ってことにとても興味があるんだなって。それを多くの人に知ってもらいたいんだなって思いました。もちろん自分の力で世界を変えるなんてのは「男のロマン」の一種なのではありますが。
「世界がこれだけ変わった」と言える根拠のひとつの典型的な例に、Airbnbホストをやって「人生変わった」と言っている人がけっこういることです。何を大げさな!そう大げさなんですが、本人がそう思っているならそうだと思います。個人の尊厳のある人生、たったひとりの人生が変わっただけでも、世界は変わった!と言えるのではないのしょうか。
Airbnbホスト歴2年3ヶ月のT子さんの紹介をします。(写真正面は愛犬ハニーちゃん(オカマ))
「私には人生をかえる出来事が3回あった。その中の3つ目がAirbnbに出会ったこと。だって、子育て終えた私がAirbnbのおかげで会社立ち上げたんだもん?信じられる?そんなこと想像したことなかったよ」。
はじめたきっかけは?
以前アメリカに住んでいたことがあって、その時の知り合いにAirbnbを薦められたの。自宅のマンションの一室、娘が使ってた部屋だったんだけど、大学卒業して自立して出て行っちゃってまるまる空いてたしなんか寂しいじゃない。Airbnbのこと聞いた時、すごいいいアイデアだと思ったから。すぐやろうと思った。あまり細かいことは深く考えなかったね。
いつ頃からやってるんですか?
最初に聞いたのは2013年1月頃。でもそれからゲスト来るんだから綺麗にしなきゃと思って、いわゆる断捨離して結局正式にAirbnbに部屋を登録したのは10ヶ月後の11月。
はじめてのゲストはどうでした?
Airbnbで部屋を登録した1週間後にアメリカ人の60歳くらいのおばさんから問い合わせが来た。しかも翌々日にはウチに来たいって。理由を聞いたら、娘さんが私の自宅の近くの病院で子供を産んだらしく、早く孫の顔見たいから、本当は1週間後に来る予定だったけど1週間早めて日本に来たいって。それでAirbnbで探したら偶然私の家が見つかったらしい。そりゃ受け入れるしかないでしょう!
はじめてのゲストのそのおばちゃんが来た時は、タクシーの人とうまくいかなかったようでプンプンしていてびっくりした。でも翌日には機嫌よくなっていて、私は仕事休んで一緒に病院行ったりしてあげたりして、ものすごく仲良くなったのよ。赤ちゃんに出産祝いとして積み木をプレゼントしたんだけど、いまだにその積み木みるとT子を思い出すって言ってくれる。一緒にコリアンタウン(大久保)に行ったりしてとても楽しかった。最後の日は、部屋に花活けてくれて、それ「菊」だったんだけど、ほんとうれしかった。最初のゲストって忘れないし、ずっと仲良くなるね。
他に印象的なゲストいますか?
たくさんいるよ。私は基本的には「女性」か「ゲイ」しか泊めないことにしてる。たまにカップルも受け入れるかな。一度ゲイと思って受け入れたら、ただの「男」だったことあって焦ったけど、もう来ちゃったら受け入れるしかないよね。
特に「ゲイ」の子と一緒にいると楽しいね。例外なく明るいしすごく覚えてるのは、チャンチャンコみたいな服着て頭のてっぺんにトウモロコシのタトゥー(筆者はパンチパーマのタトゥーだったのではないかと疑っている)入れてたゲイの子。いつもキャッキャ言って帰って来て、一度新宿2丁目連れていってあげたら、それから毎夜ひとりで通うようになっちゃった。
ものすごいオタクの女の子が来てフィギアたくさん買ってきてたんだけど、帰りにそれをプチプチでひとつずつ丁寧に包んで梱包してる時にニヤニヤしてて、それが本当幸せそうたった。
フランス人のカップルが、100円ショップのダイソーに行って「ここは俺たちの天国だ」とか行って100品くらい買ってきてた。あと、日本の座椅子をとても気に入り、それを綺麗に梱包したらまるでスーツケースみたいになってそれを抱えて持って帰った。
なぜか千葉の鋸山に行きたいと言ってるゲストがいて一緒に行った。帰りではフェリーで帰ってきた。
明治神宮に行って御朱印帳をもらってきてる女の子たちがいて、自分はそれではじめてその存在を知った。今年は私も御朱印集める。
アメリカHBOのドラマ「ゲームオブスローンズ」の話題はほとんどのゲストと盛り上がった。
ゲストに教えてもらうまで、新宿都庁がタダで上まで行けるなんて知らなかった。谷中もゲストに連れて行ってもらってはじめて知った。むしろゲストに東京を教えてもらってることの方が多いと思う。
などなど
ゲストとよく行く定食屋「大盛軒」
これだけは話しときたい。
本当にAirbnbで人生変わったと思う。派遣OLの仕事をしてた時は会社と自宅の往復しか覚えがない。でもAirbnbホストをはじめてから、いつも誰かが家にいて一緒にご飯食べたり、東京の知らなかったところに一緒に遊びに行ったり、そんな思い出がたくさんある。
とにかく考え方が全く変わった。いままで自分には人生の転機が3回あって、1回目は英語もできないままたった1人でサンフランシスコに留学したこと、2度目は娘と一緒にニューヨークに住んだこと。3度目が今回のAirbnbホストをはじめたこと。世界中から来るゲストともたくさん知り合いになったし、それがきっかけで日々の生活が充実した。そして何よりも50歳を超えた自分が会社を立ち上げるなんて考えたこともなかった。自分でもびっくり。大げさじゃなく、人生変わった。
Airbnbを知って、行動してよかった。本当に、出会った全てのゲストに感謝しかない。そして、Airbnb通じて知り合って仲良くしてくれるAirbnbホスト仲間にも感謝。これからも、元気で笑顔でエアビーを楽むよ!!
現在 T子さんは、主にAirbnbゲストルームの清掃を行う清掃代行会社を立ち上げています。新宿渋谷周辺で清掃代行をお探しの方はぜひこちらLove Cleaningをご覧ください。
以上です。
Airbnb界隈にはこんな話が溢れています。Airbnbでのおもしろい体験や感動した話をお持ちの方は今後行う予定のWLAミートアップにぜひご参加ください。そういう話を皆で共有し発信し、いい感じのAirbnbホストを日本中にもっと増やしていきましょう。
AirbnbホストコミュニティWLAにイベント告知していきます。 次回WLAミートアップは3/13(日)18時〜を予定しています。詳細決まり次第お知らせいたします。
(Vol.165へつづく)
【4/24開催|生成AI活用普及協会 × ワークワンダース共催ウェビナー】 【経営管理者向け】人材不足も怖くない。生成AI導入で大きく変わる企業の競争力 対象者:経営層・事業責任者・DX推進責任者
生成AI活用普及協会とワークワンダースが共催する本セミナーでは、生成AIの導入が企業の競争力をどのように変えるかを詳しく解説します。 【こんな方におすすめ】 【参加して得られること】 【セミナーの内容】 第一部|生成AI活用普及協会 理事 元田 宇亮 企業における生成AI活用のリテラシー教育、導入事例、普及協会の活動などについてご紹介。 第二部|ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO 安達 裕哉 生成AIの進化とビジネスへの影響、業務プロセス改革のポイント、導入時の実践的課題について解説。 【実施概要】 【お申し込み】
ご参加をご希望の方は、こちらワークワンダースウェビナーページよりお申し込みください。
【留意事項】 ※本セミナー参加者の情報は、共催先である
生成AI活用普及協会と共同利用させていただきます。
基礎から導入方法、業務プロセスの改善事例、未来の技術動向まで幅広くカバー。
人材不足に悩む企業の制約条件を解消し、生産性向上を目指す経営者にとって必見の内容です。
お申し込みの際には、この点にご同意いただくことが参加条件となります。
著者Facebookアカウント(友達申請歓迎です!)https://www.facebook.com/kazumasa.narahara
Airbnb日記|ブログ|ホスティング物件元麻布 & 九州|Airbnb新規登録 / ホストはじめたい人向けレクチャー )