個人的にすごく感慨深い体験ができたので、書き残しておこうと思います。

 

先日、「地下謎への招待状2025」にソロ参加してきました。

地下謎への招待状2025

SCRAPさんが提供している、いわゆる「リアル謎解き」「謎解き街歩き」といわれる系列のゲームです。

バラエティ豊かな謎を解きながら東京メトロで色んな場所を巡り、地下鉄旅を楽しみつつ、最後に隠された謎を解くことが目的のゲームです。

 

「脱出ゲーム」というと、「限られた空間内で謎解きをして制限時間内に脱出するゲーム」なわけですが、「謎解き街歩き」の方はそれよりもだいぶ時間制限も緩く、かつ色んな場所を見て回ることになるので運動にもなるし、知らなかった街を歩けて見聞も広がるし、個人的には脱出ゲーム以上にお気に入りです。

「地下謎への招待状2025」について、細かい感想を書くとネタバレになってしまうので、ここでは簡単な箇条書きに留めますが、

 

・めちゃくちゃ面白かった

・SCRAPさんの謎解きでは毎度のことながら、とにかく謎解きキットの出来が良すぎて、「こうくるか」と感動させられることばかり

・謎を解きながら30回くらい「マジか」って呟いた

・「次にどの駅にいくことになるのか」が分からない、電車に乗っている間のわくわく感も素晴らしい

・昔は「ここで立ちっぱで謎を解くのは通行人の邪魔になりそう……」といったシーンや「車椅子の人大変では?」と感じる場面もあったけれど、それも大きく改善されていた

・ただし謎解きの難易度自体はかなり高い(どうしても分からなければヒントサイトで答えも見えるので詰まることはない)

・個人的な事情として、自分が勤めている/勤めていた場所を通る頻度が高く、休日出勤をしている気分を非常にリアルに味わえてしまった上、休日作業をしていた同僚に遭遇までして休日出勤への招待状2025になってしまった点だけが唯一の問題

 

というくらいになるでしょうか。最後のは本当に私個人の事情なので、謎解きのクオリティとは一切関係ないです。

何はともあれ、謎解き街歩きを遊んだことがある人もない人も、「地下謎への招待状」は非常にオススメなので、是非遊んでみていただければ。3月いっぱい開催しています。

 

*

 

それはそうと、感慨深かった話についてです。

実は私、この「地下謎への招待状」に一人で参加したのって、今回が初めてだったんですよ。今までは必ず長男と2人、ペアで参加していたんです。

何故かというと、そもそも私が「リアル謎解き」を遊び始めたこと自体が、長男を遊びに連れていったことがきっかけで、中でもこの「地下謎への招待状」は長男と私共通のお気に入りだったので。

 

ちょっと昔話をさせてください。

 

「パパ・ぼく謎解き探検隊」の結成と歴史について

私と長男が初めてリアル謎解きに挑んだのはもう11年前、2015年のことになります。

当時まだ長男は7歳で、一緒に「こどもの国」に遊びにいった時、「タカラッシュ」さんの「トレジャーキングダム」というイベントの幟(のぼり)を目撃しまして、宝探しが好きだった長男が「やってみたい!」と大騒ぎしたのです。

 

初めての「リアル宝探し」に、長男は当然のようにドはまりしました。子どもの国の遊具で遊ぶつもりだったのに、遊具のことを完全に忘れてしまって、夢中になって園内を走り周りました。

それ以来、長男はことあるごとに「パパ、謎解き行こう!」と言うようになりまして、本当にあちこちの謎解きに参加しました。散歩のついでに行ったこともあれば、わざわざ謎解きのためにビジホ泊まりがけの旅をしたこともありました。

 

やがて長男は、パパとの謎解き旅について「パパ・ぼく謎解き探検隊」というチーム名をつけまして、「パパは知識担当、ぼくは閃き担当」というようになりました。いや実際、私が解けない問題を、頭が柔らかい長男が閃きで解いてしまうことも多かったんですよ。

 

長男にとって、もちろん「頭を使って色んな謎を解く」という遊びは楽しかったのでしょうが、それ以上に「自分も役割が持てる」ということも嬉しかったのだと思います。

「謎解き探検隊」でどれくらいのイベントに参加したでしょう、ブログで確認したら少なくとも数十にはなってるみたいですが。

 

ただ、当たり前の話ですが、子どもはあっという間に成長しますし、子どもの世界はあっという間に広がります。男の子が、そうそういつまでも父親と遊んでくれるわけがありません。

いや、それでもうちの長男って相当付き合いはいい方で、私が開催するアナログゲーム会とか、毎回喜んで参加してくれるんですけど。

 

長男の大学受験も終わった(幸い第一志望受かりました)ので、そういえば今年は地下謎どうすんのかなと思っていたら、長男ちょっと申し訳なさそうに「今回は友達と行くけどいい?」と聞いてくれました。「いい?」なんていちいち聞く必要はなく、遠慮なくどんどん行っといでと言う他ないのですが、長男にとってもやはり多少は「地下謎」が特別だったのでしょうか。

 

なんにせよ、友人と地下謎を解いてきた長男が「めちゃくちゃ面白かった!!」と言っていたので、それなら俺も行こうと、初めての地下謎ソロ参加に至った次第なのです。

十年以上続いた長男との「謎解き探検隊」もぼちぼち解散かなということで、今回の地下謎参加は、私にとっての「卒業旅行」でもあったわけです。

 

いや、別に謎解き自体を卒業するわけではなく、今後も色々参加するだろうとは思うのですが。

「幸せのアンテナ」という考え方について

それはそうと。

今回「地下謎2025」にソロで参加しながら、つくづく感じていたのが、ぼちぼち自分の中の「幸せのアンテナ」を再調整しないとなあ、ということでした。

 

「幸せのアンテナ」というのは私が勝手に呼んでいるだけで、他にもっといい呼び方があるのかも知れませんが、要は「この人の幸せなら、自分の幸せとカウントしてもいいな」というその対象のことです。「この人が嬉しければ、私も嬉しい」という、その相手。

 

地下謎を遊んでいて思ったこととして、もちろん遊びとしても楽しかったんですけど、それ以上に「謎が解けて長男が大喜びをしているのを、すぐそばで眺める」というのが私にとってもの凄く大きかったんだな、とは感じるんですよ。

自分だけでなく、すぐそばに「この人が嬉しいと自分も嬉しい」という人がもう1人いたから、2倍、3倍楽しめた。

 

謎解きを楽しみながらも、あー長男いたら「この謎すげー!」と盛り上がれただろうな、と感じるのは、ちょっとだけ寂しい体験でもありました。

基本的には、「幸せのアンテナ」って多ければ多い程いいと思っているんですよね。「この人が嬉しいと嬉しい」対象がたくさんいる程、人生を楽しめる機会は増える。

 

私にとって、最大の「幸せのアンテナ」の対象は妻と子どもたちなわけですが、これは必ずしも家族である必要はないと思っています。友人でもいいし、芸能人でもいいし、なんなら漫画やゲームのキャラクターでもいい。

例えば推し活をしてる人って、「自分の中に、推しを対象とした幸せアンテナを立てている」ってことなんだろうなあとも思います。

 

私自身は、正直この「人の幸せを自分の幸せと感じる」アンテナがかなり鈍い方で、その点結婚して育児ができたことって、私にとってもの凄く幸運なことだったと思っています。本当に本当に、私は妻から、子どもたちから、色んな幸せをもらいました。

 

ただ、当たり前ですが子どもは親を幸せにするために生きているわけではなく、親の側としてもいつまでも「アンテナ」の対象を子ども全振りにしていくわけにもいかず、ぼちぼちアンテナを再調整、つまり子ども以外の世界にも向けていかないとなあ、と。

 

多分、どんな世代、どんな時代の親も考えたことなのでしょうが、いずれ当然のように巣立っていく子どもたちが、親の方なんて振り返らずに安心して羽ばたいていけるように、こちらはこちらでよりいっそう人生を楽しむ準備をしていかないとなあ、と。

「謎解き探検隊」の解散と同時に、そんな風に考えた次第なのです。

 

さしあたっては、もちろん私は妻も大好きで、ただ妻自身は(パズルゲーム好きな割に)謎解きにあまり興味をもってこなかったので、ちょっとずつ視界に謎を増やして、いずれ「夫婦謎解き探検隊」の再結成でもしたいなあと考えているわけです。

今日書きたいことはそれくらいです。

 

 

【お知らせ】
累計178万部ミリオンセラー著者・潮凪洋介氏 × ティネクト倉増京平による特別ウェビナーを開催します。
「何を発信すればいいかわからない」「自社の強みを言葉にできない」「発信が続かない」――その原因は、企業の思想や価値が言語化されていないことにあります。
本ウェビナーでは、思想 → 言語化 → 発信 → ファン という構造がどう生まれ、企業のWEB発信にどう応用できるかをお伝えします。
ぜひお気軽にご参加ください。


<2026年3月24日 実施予定>

なぜ「発信する企業」は顧客を集め続けるのか

講演者:累計178万部ミリオンセラー著者・潮凪洋介氏 / ティネクト株式会社 取締役・倉増京平

このウェビナーでお伝えする内容
<第1部 潮凪洋介氏>
・なぜ社長の言語化で会社が伸びるのか
・「出会いたい顧客・人材」を明確にする
・「読者メリット」に変える10ステップ

<第2部 倉増京平(ティネクト)>
・企業も同じ構造でファンを生む
・社長の思想をコンテンツに変える方法
・WEB発信が認知・集客・採用につながる理由

【対象】
この講座の対象は、特定の職種や役職に限定されません。
共通する条件は、「自社の思想や価値を言語化し、WEB発信で顧客・人材を集めたい方」です。

例えば、
・WEB発信を強化したいが何を発信すればよいかわからない方
・自社の強みや価値をうまく言葉にできていない方
・コンテンツマーケティングに取り組みたい方

など、業種や立場は違っても、「自社の言葉でファンや顧客を集めたい」と考えている方が対象です。


日時:
2026/3/24(火) 14:00-15:00

参加費:無料
Zoomウェビナーによるオンライン配信となります。


お申込み・詳細
こちらのウェビナー詳細ページ をご覧ください。

(2026/3/10更新)

 

 

 

【著者プロフィール】

著者名:しんざき

SE、ケーナ奏者、キャベツ太郎ソムリエ。三児の父。

レトロゲームブログ「不倒城」を2004年に開設。以下、レトロゲーム、漫画、駄菓子、育児、ダライアス外伝などについて書き綴る日々を送る。好きな敵ボスはシャコ。

ブログ:不倒城