こんにちは、「友人知人の転職を支援するサービス」を提供する、株式会社SCOUTERの代表取締役の中嶋です。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、個人的には「人事を尽くして天命を変える」 ことが私の人生だと思っています。
そこで今日は、「人事を尽くすため」にSCOUTERを作るに至ったお話をしたいと思います。
3年前、私は学生時代に2名の友人と共にRENOという会社を起業しました。
当時、新卒採用支援や、就活のマッチングサービス、大学のキャリアアドバイザーなど、様々な事業をやりましたが、中核事業は人材紹介でした。
しかし、事業を行いながら考えていたのは、2つの大きな疑問です。それは
1.そもそも優秀な人材は、人材紹介サービスを必要としていない
2.成功報酬型であるため、転職や就職を成約させないと会社に未来がない
という事実です。
これは目を背けることのできない事実でした。
特に後者は非常に大きな葛藤を感じていました。
会社の将来を考えると成約率を意識し出し、恥ずかしながら目の前で就職や転職に悩む方の相談に乗ることをないがしろにしてしまったこともあります。
それは今でも非常に後悔していることの一つです。
もちろんどのような事業であっても、日々目の前にある仕事を必死で取り組んで入れば、大なり小なり矛盾に突き当たると思います。ですが、それをどう解消して行くか?仕事の本質はそこにあるとも言えます。
ある人は悶々と考え込み、ある人はその矛盾を気づかないフリ、あるいはそれを受け入れた上で「そういうもんだ」と突き進んだりしているのではないでしょうか。
我々が選んだ道は、「その矛盾を、自分たちで解決してみよう、そして前に進もう。」ということでした。
トヨタ自動車では
「品質」と「コスト」のどちらを重視するんだ?
と、問われた時「もちろん、両方重要です」と答える文化があるといいます。我々も同じです。
つまり、弊社は人材系サービスをしていると必ずぶつかる二つの相反する事柄、
「転職者がより良い仕事に就けるように斡旋する」つまり、かなり時間をかけ、慎重に会社を選んで頂くこと。
「売上・利益を生むために斡旋する」つまり、我々が必要以上に時間をかけないこと。
の、両立を目指すことにしたのです。
ただ、口でいうだけであれば簡単です。
その矛盾をどう解消するか、本当に転職希望者のためになる方法は他にないか、これは一見解決不可能な問題に見えました。
そこで出発点は、「転職者は、紹介者と利益相反となってはいけない」としました。
転職者の利益が、完全に紹介社の利益と一致していることが、この矛盾を解決する鍵だと思ったのです。
ではどうやったら転職者と紹介者の利害が一致するか?
少し考えればそれは自明です。それは「その人のごくごく親しい人」が、転職を支援する場合です。つまり親兄弟、親しい友人知人、そう言った関係の人は、真に転職の成功を願う人ではないでしょうか。
それならば、本人が望まない紹介はせず、推薦者としても適任のはずです。
すなわち、SCOUTERは「友人知人の転職を支援すること」をベースとしました。
転職支援者が、自分の身の回りにいる友人知人の転職相談に乗ってあげることで、その友人知人のために「より良い仕事に就くための転職」を追求することを可能にする。
そして正当な対価として年収の5%を紹介料として受け取ってもらおう、という仕組みがだれにとっても満足度の高い転職をもたらすだろう、と考えたのです。
もちろん、人材紹介には免許が必要ですから、無免許の人が知人を紹介してお金をもらう、はNGです。
そこには法的な大きな壁があります。そもそもこれが本当に事業として成り立つのか?という不安もありました。
そこをクリアするため、我々は法的な問題に関しては、厚生労働省に確認をしました。
そして、SCOUTERで知人を紹介するために「弊社と契約を結ぶ」ことで、その法律をクリアできることがわかりました。
そして、SCOUTERというサービスは出来上がりました。
今年の9月には外部からの出資も受け、リリース以降順調に登録者は増え現在スカウター登録者は700名を超えています。
このサービスを多くの人に知ってもらい、そして利用して頂き、本当に良い転職支援サービスとして発展させていきたいと、心から思います。
あなたがスカウターとなって友人の転職支援をしてみませんか?
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株式会社SCOUTER
所在地:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町2-1 渋谷ホームズ 1305
代表者:代表取締役 中嶋汰朗
事業許可番号: 13–ユ–307543
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