(Vol.80から続き Airbnbって何?って人はこちらvol.1)
前回も行った(Airbnb日記 vol.24 〜Airbnbパーティ@渋谷ヒカリエ〜)ので、大体の雰囲気はわかっているつもりで、「招待状なくても大丈夫。昨日Airbnbホストのうちに泊まりに行って、今日そのまま連れて来てもらったって言えばたぶん大丈夫。
そもそもAirbnbってそういう人こそ大切にすべきじゃん。だから絶対大丈夫」とオレの根拠のある勝手な決め付けで、一緒に行くことになったのでした。
(Vol81ここから↓)
ということで、表参道まで意気揚々。
もちろん!ヒトミさんは無事入れたのでした。 (受付のスタッフの方ありがとうございます。)
行った時にメールでアナウンスされていた”サンフランシスコから来たスペシャルゲスト”がスピーチをはじめるところでした。
そのスペシャルゲストとは
Airbnbの創業者です(一番奥に写ってる人)。サンフランシスコからのスペシャルゲストとか言っといて、プロモーション担当部長だったりしたら、どんだけがっかりしてたと思ってんだ?
という訳で、創業者が来るとしか想像してなかったです。がっかりさせるようなことわざわざしませんよね。あのホスピタル精神にあふれるAirbnbが。
このAirbnbミートアップというのは、ホスト同士の交流を深めるために時々行われてます。前回は6月にありました。今回は案内があまりにも突然(開催4日前!)だったのです。
たぶん、創業者がせっかく来てるし、パーティーやってみるか!って感じだったんじゃないかな、と思います。(オレ測)
ちなみに創業者は3名います。(詳しくはこちら)本日来ているのはJoe Gebbiaという現在の肩書きはCPOの人です。
簡単に言うとプロダクトの責任者です。Airbnbのコンセプトとアイデアが突き抜けていることは言うまでもないのですが、それと同じくらい突き抜けてシャレ乙でUIに優れたサイトになっているのはこの人に負うことが多いのでしょう。もともとはデザイナーみたいです。
パーティーには今回もたくさんの人が来ていました。定員100名はすぐに埋まっていたので、それに近いくらいの人はいたでしょう。なるべく多くの人に話しを聞こうとうろちょろしました。
今回得た情報
・自分の部屋を貸す人は少ない
自分の住んでる部屋(の一部)を貸してるって人にはほとんど出会わなかったです。10名くらい話し掛けて1名だったです。自分の住んでる部屋を登録してるって言うと珍しがられることの方が多かったです。オレって変なのか?いやいや、違う違う。だって創業者がはじめにやったことはこれなんです。
私とジョーは私達の部屋をこのイベントに各地からやってくる人に貸すことにしました。私はベッドを持っていませんでしたが、ジョーはクローゼットから3 つのエアベッドを引っ張りだしてきました。これが「エアベッドとブレックファースト」というオリジナルネームの由来です。このようにして会社が始まったわけです。
私もソファー1個分のスペースの貸し出しからはじまり、今では事務所の床も含め5名までOKにしちゃってます。忠実に創業者の魂を受け継いでると思ってるんですがw
・自分の部屋とは別の部屋を貸し出すことを考えている人が多数
まあ、とは言っても上記のように「自分の部屋貸せんじゃん。そりゃナイスだな」って思ってる人は、ある意味特殊な人です。
普通に考えると、「サイトに部屋を登録すると外人が泊まりに来てその対価がもらえる」って聞いたら、自分の住んでる部屋とは別のところ貸し出しますよね。
自分の部屋に会ったこともない外人来て、そいつらと一緒に寝るなんて、ハナっから考えないですね。想像もしないし、大体危ねーだろ!
そう、そうなんですよ。全くその通りです。オレなんで自分の部屋貸そうなんて思ったんだろ?
ってそれは、自分は安達と会社はじめたばかりだったし(迷惑かける人が少ない)、1日中自分の部屋にいるし(時間が自由)、独身平民だから(文句言う人いない)。
でもなんと言っても興味を惹かれたのは、何もないはずのところ(オレがベッドで寝ている時の空いているソファーとかそのさらに下の床)がいきなりお金を生み出すってことに興味津々だったんですよ。それが特殊な事情ですw
・たくさんの物件を貸している人がけっこういた
で、一般常識的なリスク(他人が自分の部屋に入ってくるなど)を回避した結果行きつく先は、Airbnb用に物件をたくさん持って、それを効率よく回して利益を出すってことです。
今回もそういう方に何人も出会いました。もう驚きはしません。前回でも聞いていたので。やっぱり清掃とかが大変と話してました。このパーティーにはその辺をうまくやっている人いるだろうからノウハウ知りたいと話してました。
あと、こういうたくさん物件を持とうとしている人たちのニーズを察知し、不動産屋の人が紛れてがっつり営業しているのを見かけました。まあ、そうなるよなって感じです。
一緒に来たヒトミさんも、いろんな人にガシガシ話し掛けてました。
で、私の今回最大の目的は、もちろん
創業者に会うことです。前述の通り来ると確信してました。創業者のひとりJoe Gebbiaさんに会えました。
会って伝えたかったことは
・自分は東京の自宅兼オフィスと九州の実家でホストをやっている。
・ホストやって半年ちょっとだけど、100人くらい来た。ほんと楽しい。そしてAirbnbに感謝している。
・多くのゲストを迎い入れて思ったのは、「善意」ってのは世界共通なんだなって思ったこと。
・トラブルは1回もない。もちろん自己責任として、トラブルがあった場合の心構えはしているつもり。
・ゲストとして来たタイ人のデザイナーとビジネスをはじめ、MacBook用のバッグを作っちゃった。(MacBook用クラッチバッグMaclutch)
・あまりにも素晴らしいサービスなので、多くの人に知ってもらおうとブログにしてます。(このブログのことです)
・今日は、昨日泊まりに来た日本人のゲストと一緒に参加しましたよ。
・このサービスは世界をいい方向に持っていくと確信してるので、そんないい世界をつくるために今後もぜひお手伝いしたい。
ということを、オレの英語力では「東京でホストやっていて、すごく楽しいよ」くらいしか伝えることができませんでした。
オレ何やってんだwww時価総額1兆円企業の創業者に会って、そんだけかよ!しかも俺より年下、オレが小六の時、アイツ小一。なんでも言うこと聞かせられんじゃん!
本当の英語力ってのは、こういう時に必要とされるわけですね。身を持って知った次第です。
というわけで、短時間ではありましたが、ホストやらAirbnbスタッフやらいろいろ交流が持てて大変有意義な会でした。惜しむらくはもっと多くの人と話したかったことと、オレの英語力ですかね。
そして、この日も自宅にはゲストがやって来たのであります。
前日同様日本人の女子が一人で泊まりにきました。
(Vol82へつづく)
ティネクト(Books&Apps運営会社)提供オンラインラジオ第6回目のお知らせ。

<本音オンラインラジオ MASSYS’S BAR>
第6回 地方創生×事業再生
再生現場のリアルから見えた、“経営企画”の本質とは【ご視聴方法】
ティネクト本音オンラインラジオ会員登録ページよりご登録ください。ご登録後に視聴リンクをお送りいたします。
当日はzoomによる動画視聴もしくは音声のみでも楽しめる内容となっております。
【今回のトーク概要】
- 0. オープニング(5分)
自己紹介とテーマ提示:「地方創生 × 事業再生」=「実行できる経営企画」 - 1. 事業再生の現場から(20分)
保育事業再生のリアル/行政交渉/人材難/資金繰り/制度整備の具体例 - 2. 地方創生と事業再生(10分)
再生支援は地方創生の基礎。経営の“仕組み”の欠如が疲弊を生む - 3. 一般論としての「経営企画」とは(5分)
経営戦略・KPI設計・IRなど中小企業とのギャップを解説 - 4. 中小企業における経営企画の翻訳(10分)
「当たり前を実行可能な形に翻訳する」方法論 - 5. 経営企画の三原則(5分)
数字を見える化/仕組みで回す/翻訳して実行する - 6. まとめ(5分)
経営企画は中小企業の“未来をつくる技術”
【ゲスト】
鍵政 達也(かぎまさ たつや)氏
ExePro Partner代表 経営コンサルタント
兵庫県神戸市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。3児の父。
高校三年生まで「理系」として過ごすも、自身の理系としての将来に魅力を感じなくなり、好きだった数学で受験が可能な経済学部に進学。大学生活では飲食業のアルバイトで「商売」の面白さに気付き調理師免許を取得するまでのめり込む。
卒業後、株式会社船井総合研究所にて中小企業の経営コンサルティング業務(メインクライアントは飲食業、保育サービス業など)に従事。日本全国への出張や上海子会社でのプロジェクトマネジメントなど1年で休みが数日という日々を過ごす。
株式会社日本総合研究所(三井住友FG)に転職し、スタートアップ支援、新規事業開発支援、業務改革支援、ビジネスデューデリジェンスなどの中堅~大企業向けコンサルティング業務に従事。
その後、事業承継・再生案件において保育所運営会社の代表取締役に就任し、事業再生を行う。賞与未払いの倒産寸前の状況から4年で売上2倍・黒字化を達成。
現在は、再建企業の取締役として経営企画業務を担当する傍ら、経営コンサルタント×経営者の経験を活かして、経営の「見える化」と「やるべきごとの言語化」と実行の伴走支援を行うコンサルタントとして活動している。
【パーソナリティ】
倉増 京平(くらまし きょうへい)
ティネクト株式会社 取締役 / 株式会社ライフ&ワーク 代表取締役 / 一般社団法人インディペンデント・プロデューサーズ・ギルド 代表理事
顧客企業のデジタル領域におけるマーケティングサポートを長く手掛ける。新たなビジネスモデルの創出と事業展開に注力し、コンテンツマーケティングの分野で深い知見と経験を積む。
コロナ以降、地方企業のマーケティング支援を数多く手掛け、デジタル・トランスフォーメーションを促進する役割を果たす。2023年以降、生成AIをマーケティングの現場で実践的に活用する機会を増やし、AIとマーケティングの融合による新たな価値創造に挑戦している。
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(2025/7/14更新)
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Airbnb日記 vol.16 〜カナダからジョンとその友人たち〜
Airbnb日記 vol.21 〜イギリスのエンジニアからのタイ人〜
Airbnb日記 vol.24 〜Airbnbパーティ@渋谷ヒカリエ〜
Airbnb日記 vol.26 〜オレの実家(ど田舎)にドイツ人きたわ 〜
Airbnb日記 vol.32 〜オレんちにも(東京)ドイツ人きたわ〜
Airbnb日記 vol.36 〜タイからの3人は短期留学生だった〜
Airbnb日記 vol.42 〜コスプレ女と腐女子 from マレーシア〜
Airbnb日記 vol.43 〜タイの大学生 from NY〜
Airbnb日記 vol.46 〜自由な男2人 from オーストラリア〜
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