Airbnb日記 vol.119　〜ロンドンからのフォトグラファーの卵（孵化寸前）たち〜

(Vol.118から続き　Airbnbって何？って人はこちらvol.1　Airbnb新規登録する方はこちらへ←新規登録をしてまだホストをしたことのない方はこちらへ)

Airbnbホストをはじめて、最初のゲストはキョクヘイくんという香港から来た若者でした。

Airbnb日記 vol.3　〜香港人が家にくる〜

正直、偶然利用料を1000円にしたままで定食屋（やまだや）に行ったことで、偶然にも入った予約からはじまったAirbnbホストライフ。

彼とは、その後も「友人」として日本に来た時は、

Airbnb日記 vol.72　〜もし香港人がヨルタモリをみたらpart1〜

一緒にタモる仲なのであります。

そんキョクヘイくんがまた、日本にやって来ました。

今回は友人も一緒です。左がキョクヘイくん右はイトーくん（日本人）です。

彼らは、London College of Communication に写真の勉強のため留学中です。お互いにその学校で知り合ったそうです。

キョクヘイくんはご存知日本マニア（ひとりで秘湯蟹湯に行ってしまうくらい）で、今回はイトーくんの実家がある名古屋に遊びにいくそうです。

ちなみに、イトーくんはAirbnbをよく利用していて、このブログのことも知ってくれてたらしいです。それで、ちょうど読んでたら「アントニー（キョクヘイの英名）お前でてんじゃん」と、びっくりしたそうです。

彼らが、ここ麻布に来た理由は田村写真というところで湿板写真現像のワークショップに参加するためです。

こんなワークショップです。

①GoProの100倍くらい大きなカメラで撮影して

②カメラ内に設置していた湿らせたガラス板を取り出し、いく種類かの薬品をかけると、

③このような画像が浮かび上がります。

Why？まさに魔法です。

デジタル写真のようにすべての情報を一旦0と1に置き換える必要がないので楽ですエコですw受け取った光をアナログ（湿板）に記録し、その受け取った光の濃淡を薬品を用いて色付けしているだけです。何か？

この湿板写真とは、写真ができたばかりの頃の技術で、湿板→乾板→フィルム→デジタルと技術が移り変わってきたのです。（参考：ガラスに像を写す「湿板写真」でポートレイトの撮影イベントを開催しました　LIG.inc 2015.06.11）

イトーくん曰く「初期の写真家（ほぼ科学者）が何を思って、何を得たいがために写真を研究していたかということを考えました。これを知らずに写真家と名乗るのは違うな、と。生きてきた記録、生きていたという記憶を確かにする記録が、写真の原点なんだ、と。写真の本質的なものを考えることになりました。自分のやりたいとこは、やっぱり「記録」なんだ改めて思いました。」

ワークショップから帰って来て料理するイトーくん。