Airbnb日記 vol.121　〜NYの女子大生から学んだ同居とルームメイトの違い〜

(Vol.120から続き　Airbnbって何？って人はこちらvol.1　Airbnb新規登録する方はこちらへ　8/27に新規ホストのために体験ツアーを行います（残席2名）申し込みはこちら)

1ヶ月間NYから来た女子大生に1部屋まるまる貸してました。

この1ヶ月間一緒に生活してたのです。途中、上海からの親子（Airbnb日記 vol.120）のお世話をしてもらったりしましたが「プライベートは明かしたくないんです」ということで、一緒の家に住んでいたわりには交流らしい交流はしてないのですが実は。10代の女の子はそんなもんだよなと自分に言い聞かせてました。

ですので、日本で何をしたかはほとんど教えてもらってません。寂しいなあと思っていましたが、

でも最後はちゃんとこんな連絡をくれるいい子なのであります（彼女は英語と日本語と中国語ができる）。この一言だけでほっとしますね。私は単純なんでしょうか。

ところで麻布に移ってちょうど2ヶ月、圧倒的に欧米人からの問い合わせが多いです。問い合わせの内訳は、

アメリカ8件（2件）

ヨーロッパ7件（2件）

アジア6件（1件）

日本2件（2件）

カッコ内は実際予約が決まった件数です。また、旅行者というより、日本に長く滞在する予定で、長期で借りれないか？というような問い合わせが半分以上あります。中には1年間貸してくれないか？というような人もいました。それ下宿だろ！

そう、そうなのです。Airbnbの隠れたニーズは長期滞在なのです。確かに不動産屋に行って借りるのは手間と出費が大きいです。特に外国人にとって。

ホストにとって長期で貸すのは楽なのですが、一人だけに貸すと収益が固定化し下がる可能性があるので簡単に貸せません。今回の女の子もはじめは個室を貸すつもりはありませんでしたが、彼女が滞在中に来る他のゲストの面倒を見てくれるということを条件に貸すことになりました。

1ヶ月貸してみて気づいたのは、ルームメイトの感覚です。

日本にはルームメイトって浸透してないです。親しい友人やパートナーと住むいわゆる同居とはちょっと違います。ルームメイトはあくまでも他人同士なので、プライベートが家の中でも極力守られるように行動します。例えば部屋ごとに鍵が必須だったりします（ウチにはないですが）。アメリカ人とか、外国慣れした知り合いホストに部屋に鍵ないの？とよく言われていたのですが、その意味がようやくわかりました。

日本人的には、家の中に一歩入ればそこがすべてプライベートな場所で全部オレんちみたいな感覚ありますが、ルームメイト同士のプライベート空間とは、もちろん家の中ではなく、家の中にある自分の部屋に入ってはじめてプライベートな空間となります。逆に言うとそれ以外の部屋はあくまでもパブリックスペースなのです。

そうであるがゆえにプライベートルームの権利にはとても敏感です。これは大きな違いです。ずっと知りませんでした。

いろいろとやってみないとわからないものですね。今回肌身で感じました。私はあくまでも同居感覚でいきたいのですが…

（つづく）

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