Airbnbホスティングを成功させる10のヒント　〜2. 競争力ある料金で集客アップ、売上目標達成へpart2〜

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ホスティングを成功させる10のヒント

をベースに、自分の経験をシェアしたいと思います。この10項目を見てピンと来る人はもう読む必要がないのですが、いまいちピンと来ないっていうホスト初心者に向けて、昨年一年間リスティングをしていた成増の部屋を例に、私が勝手に掘り下げて解説したいと思います。

1. リスティングのページは細かく正確につくろう（part1 part2)

2. 競争力ある料金で集客アップ、売上目標達成へ

料金は1泊あたりの基本料金に加え、週末料金、週割料金、月額料金が設定可能です。混み合う時期や予約が取りづらい時期には期間限定の特別料金も設定できます。泊まるゲストにいくら課金するか決めるのは100%自己裁量に任されています。

あなたがゲストに課金する料金の3%はAirbnbがサービス手数料として貰い受け、受取金から自動的に差し引かせていただきます。また、ゲストに課金する料金には、料金に応じて6%から12%のゲスト手数料が上乗せされます。

（part1）から続き

価格を安くすると当然実入りは少なくなるわけで、そこは工夫の余地があるわけです。

価格を決める画面は下記のようになっています。

私は、はじめたばかりは10ドルにしました。これはAirbnbの最低価格です。これ以下はできません。業者が無料で宣伝用に使うことを防止してるのかも知れません。

10ドルにするとすぐ予約が来ます。安くするといい客が来ないとか、そんな価格で損するとか思う人いるかも知れないですが、Airbnbでとても大切ことの一つに「信頼性」があります。

もう一度思い出してください。Airbnbをはじめるにあたって大事なこと「良い写真」「適正な価格」「レビュー」の3つです。

信頼性は「レビュー」によって構築されます。

レビューは、決してゲストが厳正に書くものではなく、あくまで主観的に書くものです。これはとても重要なことです。もはやインターネット界の掟と言ってもいいくらいです。

ということは、その部屋がどういう部屋であれ、そのゲストがあなたに期待以上の印象を持てば大抵はいいレビューが返ってくる、というわけです。

特にホスト初心者の場合は、価格はなるべく抑えて、予約が入りやすい状態をつくり、ゲストが来たら、価格に関係なく「最高のもてなし」をすることです。

それが最初のレビューになるわけです。次に予約しようとする人は「必ず」見るので本当に超重要です。最初は、価格を安くしておく理由はそれに尽きます。

ホスト経験を積みつつ、レビューが3つくらいついた頃に徐々に価格をあげればいいと思います。

さて、ここからが今回の本題です。Airbnbがタダモノではない理由はここからですです。ホストの収入を最大限にするためにいろいろ工夫がされています。それらを紹介します。

1.追加で来る人の料金と人数を自由に設定できる。

予約をした本人以外の追加料金と人数を自由に設定できます。先入観にとらわれてはいけません。2人来るならベッド2つ必要などと思ってはいけません。ベッド1つでも布団があれば2人目、3人目いやそれ以上を迎え入れることができる可能性があります。ソファーだって使えるかも知れません。寝袋あるから床だけでもいいと言う人もいるかも知れません。あなたがよくて相手が了承すれば何人でもいいわけです。

ご飯を用意しないといけないと決まってるわけでもないし、ホテルや旅館のようにたくさん部屋を持ってるわけでもありません。基本的には自分家にある空いたスペースを貸してあげてるだけなのです。空いたスペースを有効に使えるように努力しましょう。その努力が単価が上げます。

2.季節ごとに料金を設定することができる。

昨年1年間やってみて、明確な繁忙期がありました。私の知っている範囲でお話しします。

◎7-8月　ヨーロッパの人たちのバケーションシーズン　ヨーロッパ（アメリカはどうか知らない）では2ヶ月ほどの休みをとることが当たり前のようです。スペイン、フランス、ドイツから多くの問い合わせが来ました。泊まりに来たスペイン人に日本のお盆休みのこと話したら、なんでみんな一斉に休み取るのか？と笑われ、しかも1週間もないよって話したら苦笑してました。彼らは時間に余裕があるので、あくせくしてなくてゆったり安くかつおもしろければ（そこでしか体験できないことがあれば）尚よしって感じなのです。ヨーロッパ人は、Airbnbはぴったりです。パリが世界で一番Airbnbホストが多い都市のひとつというのも納得です。

（↑上記はAirbnbのそれぞれのホストに公開されている自分の部屋の閲覧状況）

Airbnb日記 vol.26　〜オレの実家（ど田舎）にドイツ人きたわ〜

Airbnb日記 vol.32　〜オレんちにも（東京）ドイツ人きたわ〜

Airbnb日記 vol.34　〜いまスペイン人がいます〜

◎年末年始　ここは要注意です。日本人は里帰りの習慣が（私は実家帰らずガチスキーに行きます。北東北は必ず良い寒波くる時期なので）ありますが、欧米人は、友人やカップルで旅行に行くみたいです（まるで義務であるかのように）。夏のバケーションは長いけれど、年末年始は期間短いのでかなり集中します。実際夏くらいから予約問い合わせ来ます。なので、価格は絶対に上げておきましょう。普段の倍くらいでもいけると思います。はっきり言って相手が選べる状況です。

夏の3倍の問い合わせです。私はその傾向を知らず、夏の終わり頃に問い合わせして来た人（Airbnb日記 vol.77　〜帰ってきたら外人がふとんで寝ていた〜）をさっさと受け入れてたのですが、その周辺の日程でも相当な問い合わせがありました。選べばよかったと反省してます。（人の選り好みではなく。一番単価が高そうな人を選ぶって意味です）

◎1月中国の旧正月　今年大ブレイクした爆買いツアーです。ぼろ儲けしてる日本人がいると思います。実は私の家には全く来ませんでしたwたぶんお金持ちに相手にされなかったんだと思います。

緑の棒グラフは自分の部屋の問い合わせ数で、赤い線は近隣のビュー数です。1月の後半に赤い線の大きな波があるのおわかりでしょうか。

◎2月　韓国人の学生の春休み　この時期に立て続けに韓国人の若い子たちが来ました。彼女たちから聞くところによると、韓国は学校のはじまりが3月だそうです。それで春休みの2月に大挙して韓国の若い子たちが日本に来ているようです。特に原宿に代表されるような日本独自のポップカルチャーに憧れてるような子たちです。

Airbnb日記 vol.83　〜韓国から女子がひとりで来る〜

Airbnb日記 vol.86　〜韓国の超美女と超漢がやって来るpart2〜

◎4月　花見シーズン　昨年1年間Airbnbホストをやっていて最大のサプライズはこれでした。外国人が花見に大挙して来てます！確かに桜は綺麗だよ。

普段の問い合わせの10倍！です。これはホストの間でもとてもホットな話題でした。ちょうどこの頃のニュースで、地方から来たビジネスマンが東京でホテルが予約できないって言ってましたが、まさにこれです。外人めっちゃ来てんたすよ！感覚でも何でもなく、数値にはっきりと現れてます。

3.清掃料金が設定できる

通常の利用料とは別に清掃料金を追加で設定できます。これはいろいろな意味で便利いいです。業者に清掃を頼み実費（1部屋約5000円〜でやっている）を請求することもできるし、自分で掃除するんだったら、小銭稼ぎと思ってその分の対価として自分の納得できる金額請求すればいいし。自分で決めることができます。

また清掃料金は、物件検索の時の価格に反映されないので、検索上では実際の支払い金額よりも安く見せることもできます。最終的には総額が表示されるので、その時にはわかりますが、清掃費が少々高めでも、長期利用のゲストはあまり気にしないです。どちらにしろ、それが適正かどうかはゲスト側が決めるので、請求できるものは請求しましょう。

さいごに

適正な価格に関しては、いろいろ質問を受けるのですが、価格はいくらでもいじれるので、周辺のリスティングとか見つつ、いろいろ変えながらやってみればいいと思います。やはり場所にもよるところは大きいのですが、自分のリスティングの何が評価されているかを自分で決めつけないで、実際泊まりに来た人にいろいろ聞けばいいと思います。

次回は

3. 予約必須条件をつけて予約できる相手を絞り込もう

を紹介します。

（Vol.119へつづく）

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