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9月のシルバーウィーク5連休から急に問い合わせが増えました。なんと10月は全部埋まってしまいました。それどころか11月も12月も埋まっていて、うまくいけば1月から4月までも埋まってしまうかもです。
って言うのは、実は10月半ばから12月半ばまでは長期滞在のゲストが決定していて、1月から4月も現在長期滞在の相談を受けている最中(つまり交渉中)なのです。
実は、これは重要なことを示唆していると思っています。
最近は、Airbnbホスト物件が急激に増えていて、ゲスト獲得競争が激しくなっているのでは?と感じます。Airbnb自体のメディアへの露出も増えている影響も多少あると思いますが、かと言ってホストになる人が劇的に増えるかって言うとそんなことはないと思います。それはみなさん自分自身の心に聞いて見てください。ほとんどの人は「やらない理由」が次から次へと湧いてくるはずです。でも、今は明らかに昨年より物件は激増しているのです。じゃ一体どんな人がホスト物件を増やしているのか?
答えはカンタンです。それはすでにAirbnbホストをやっている人たちです。
自分でやっているのでノウハウも持っているし、どれだけお金が入ってくるか知ってるし、なんと言っても多くの人がホストをはじめる際に障害になっているメンタルが克服されてますからw
というわけで、そういう人たちを筆頭に、「渋谷・原宿」「新宿」「浅草」あたりのいかにも外人が好きそうな場所(ホストやっていると嫌というほど思い知らされる)で物件が激増しているのです。ちなみに自分が住んでいる六本木麻布界隈は元々大使館などが多く、そういう意味で外国人がそこかしこにいるのですが、観光客にはほとんど認知されていません。
さて、何が言いたいかというと、現在、私の部屋にはそう簡単に予約が入らなくなっているのです。もっと詳しく言うと、 Airbnbゲストの中で一番稼がせてくれそうなゲストはほとんど来なくなっているのです。
Airbnbで一番稼がせてくれるゲストとはどんな人か?
それは「複数で来てそこそこ長く滞在をしてくれる」ゲストです。具体的に言いうと3〜4人グループで来て、1週間ほど滞在してくれる人たちです。→例 Airbnb日記 vol.42 〜コスプレ女と腐女子 from マレーシア〜
私たちホスト側は、基本的にはひと部屋ごとにリスティング登録します。そしてその部屋の固定費はほぼ決まっています。食事も出さないし受付係は基本自分なので人件費もかからず、そのほとんどは家賃と光熱費で占められます。(光熱費だって自分の場合は一緒に住んでいるわけだから、むしろ払ってもらってるくらいの感覚になるんですがw)なので、実入りを増やそうとするならば方法は一つしかなくなく、それは1泊あたりの単価を上げることです。
で、その単価を上げるもっとも簡単な方法が、複数の人を受け入れるってことです。例えば1日の利用料を1人目を5000円、2人目以降を2500円と設定すれば、3人連れで来ると10,000円になります。部屋の単価は1日1万円となります。相手にとっては1人で泊まると1部屋5000円だったものが、3人で泊まると1部屋3000円程度で泊まれるので、ゲスト側にとっては大幅に割安になります。ホストは単価が上がり、ゲストは安くなるのでお互いにメリットがあるわけです。特にホスト側のメリットは甚大です。もともと食事ださないし人件費もかかってないので、人数が増えたからと言って支出が増えることはないのですから。人数増える度にチャリンーンと音がするわけです。
それが「複数で来てそこそこ長く滞在してくれるゲスト」が一番稼がせてくれるゲストとなる理由です。(そこそこ長くと言っているのは、例えば1ヶ月となるとあまりに価格が高くなるのでほとんどいなないし、週割、月割設定というものがあるが、安易にそれを適用すると収益が減る可能性がある)
それは Airbnbホストをやっているとすぐ気づくことで、多くの人がこの形で収益を上げようとするのは容易に想像できます。
試しに「渋谷」を見てください。そういう物件にザクザクあたります。
https://www.airbnb.jp/s/%E6%B8%8B%E8%B0%B7?guests=&checkin=&ss_id=f5nh9lz6&source=bb
典型例↓
Airbnb用語をわかりやく翻訳すると
「宿泊最大6名までOK 1泊11,002円 3人目からは追加3000円(表示は「2人目以降」となっていて誤解しやすい) 清掃料5000円(おそらく業者に委託しているので高めの設定)ただし2泊以上に限る(右下に小さく記載)」
ホストの意思をわかりやく言うと「ひとりで来てもいいけど、結局2名分の価格になるんでなるべく2名以上で来た方がいいよ。それに1泊だけは禁止。そういう人ばかりが予約しちゃうと、その間に中途半端な空白期間ができる可能性があるんでなるべく長く泊まってね。そのかわりどんなに長くいても清掃料は1回分の5000円だよ」。
詳しく見ないとわからないことですが、泊まるゲストは結局は合計額しか気にしないので細かいところはほとんど見てません。
もうひとつコアな注目点は、ベッドは1つ(しかもソファーベッド)ということです。そう、6人まで泊まれるからといって、ベッドを6つ準備する必要はないということです。ふとんを準備してあげて、それでOKっていう人を受け入ればいいのです。
ホテルや旅館の料金体系とまるで違うのです。そもそも料金の決め方に決まりなんてないのです。Airbnbがやっていることは、いかにホストとゲスト両方が納得いく形で価格を決めることができるかということに注力することであって、それを迅速にグローバルに実装していくことなんだと思います。シェアエコノミーという羊の皮をかぶったプラットフォームビジネスという狼ですw
というわけで、「一番稼がせてくれそうな ゲスト」は、外国人旅行者に人気の「渋谷・原宿」「新宿」「浅草」あたりにじゃんじゃん流れてるんじゃんないかなって思います。麻布なんて見向きもされません。3人以上のグループはほとんど来なくなりました。
じゃ、ゲストが来てないのかって言うと、そういうわけでないです。それがAirbnbの素晴らしいところです。そういった物件とマッチしないゲスト、1人で滞在したい人や、また長期(1ヶ月以上)に滞在したいという人からのからの問い合わせがウチへ流れてきているようです。そうなるともう下宿なんですが、それはそれで本望ですw(オーナーから間貸し又貸しOKの許可をもらっている)
私の物件のような場所(日本人にとっていい場所でも外国人旅行者が知っているかどうかは別問題)でも、和室で何もないような部屋(少なくともハイスペックには見えない)でも、結局は予約で埋まっていくわけです。場所やその部屋のスペックに関わらず部屋をリスティングして待っていればゲストがじゃんじゃん来るということは未だ続いているようです。
最近の状況
1日でしたが、Airbnbホストをはじめたいという日本人の若者が相談がてらに泊まり来ました。なんか人生相談(説教に近い?)になってしまったんですが、俺ももうそんな歳なのかな。
(つづく)
(2024/12/6更新)
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