Airbnb日記 vol.133　〜イタリア人と３ヶ月同居しますが何か？〜

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リトアニア人が去った30分後、もう次のゲストが現れました。すぐ来るとわかっていたので、その30分間に洗濯乾燥機にシーツ投げ入れて、超速でゲストルームに掃除機かけたのであります。

そして現れたのがイタリア人Giovanniです。イタリアのカリアリから来ました。実はイタリアからはじめてのゲストです。これから3ヶ月間この部屋で暮らします。彼は、六本木にある某建築事務所でインターンとして働くそうです。

さて、イタリア人を受け入れたのもはじめてですが、1ヶ月以上の長期のゲストを受け入れたのもはじめてです。実は、これはAirbnbの隠れたニーズなのです。特にAirbnbホストになりたての頃に、必ずこの問い合わせが入ります。

なぜだかわかりますか？それは、新規登録したばかりの物件は１年間まるまる予約が入ってないからです。同じ理由で、新規登録ではない物件でも、３ヶ月〜半年くらい前にこういった問い合わせがちょくちょく入るのです。つまり、長期で滞在できる物件って常に探されているのです。

でも、ほとんどのホストはそれを受入れないと思います。デメリットが多すぎるからです。理由は主に以下の通りです。

◯１ヶ月以上となると、明確に又貸し・間貸しになる。→ほとんどの賃貸物件でそれらは禁止されている。

◯長期に渡ってたった一人に貸すと収益が落ちる。→旅行者はグループで来ることが多いので収益期待値から大幅減。

◯長期に１グループしか来ないと、レビューが蓄積されない→ゲストからの好レビューは物件の持つ最高の宣伝材料

などなどです。だから１名長期はAirbnbでは敬遠されがちなのです。

でも、だからこそチャンスとも言えます。Airbnbでガツガツ儲けようと思ってる人は別として、交流目的で自宅でホスティングをしていて、家賃の足し程度の収入でいいかなくらいの人は、こういう人をさっさと受け入れてしまえばいいのです。

長期で１人であれば、一旦受け入れてしまえばその後はある意味放置でいいわけで、入れ替わり立ち替わりに来るゲストを毎回お世話する必要はないのです。そういう意味では長期は楽チンなのです。

そう、こうなるとホームステイみたいなものなのです。それだったら昔から行われてます。唯一心配なのはゲストの素性なのですが、従来のホームステイほど素性チェックはされてないと思いますが、Airbnbでは来る前に相手とやり取りをした上で、受け入れるか否かは、自分で決めることができます。

というわけで、今回は１人長期を受け入れました。一軒家でAirbnbを行う許可（つまり間貸し又貸し許可）を大家さんにもらったこともありますが、正直言うと、そんなに収益が落ちなかったことが大きいです。けっこうな額を払ってくれてるんです。おそらく会社側が払ってくれてるんじゃないかなって思います。そうは言っても六本木麻布界隈で賃貸を借りるよりは圧倒的に安くなっているとは思います。

これから３ヶ月イタリア人との同居生活がはじまります。Airbnb日記の更新が少なくなる？

いいえ、オフィスの方を解放して貸すようにしました。何か？

ここは頭を柔軟にしましょう（→Airbnb日記 vol.1）。こっちがOKであっちもOKならアリです。昨年の経験もありますし（そもそも私のAirbnbのはじまりはオフィスを夜貸すことからはじまった）。これからもいろいろな人が来る予定です。乞うご期待。

（Vol.134へつづく）

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東京大学経済学部卒業後、ドイツ証券に入社し投資銀行業務に従事。
2020年に株式会社TOKIUMに参画し、当時新規事業だった請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」の立ち上げを担当。
2021年にはビジネス本部長、2022年より取締役に就任し、経費精算・請求書処理といったバックオフィスDX領域を牽引。
業務効率化・ペーパーレス化の分野で多くの企業の課題解決に携わってきた実績を持つ。

安達裕哉氏（ワークワンダース株式会社代表取締役CEO）
Deloitteで大手企業向けの業務改善コンサルティングに従事した後、監査法人トーマツにて中小企業向け支援部門を立ち上げ、
大阪・東京両支社で支社長を歴任。2013年にティネクト株式会社を設立し、ビジネスメディア「Books＆Apps」を運営。
2023年には生成AIに特化した新会社「ワークワンダース株式会社」を設立。生成AI導入支援・生成AI活用研修・AIメディア制作などを展開。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』（ダイヤモンド社）は累計71万部を突破し、2023年・2024年と2年連続でビジネス書年間1位（トーハン／日販調べ）を記録。

日時：
2025/5/16（金） 15:00-16:00
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(2025/5/8更新）

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