(Airbnbって何?って人はこちらvol.1 Airbnb新規登録する方はこちらへ←新規登録をしてまだホストをしたことのない方はこちらへ)
をベースに、自分の経験をシェアしたいと思います。この10項目を見てピンと来る人はもう読む必要がないのですが、いまいちピンと来ないっていうホスト初心者に向けて、昨年一年間リスティングをしていた成増の部屋を例に、私が勝手に掘り下げて解説したいと思います。
1. リスティングのページは細かく正確につくろう (part1 part2)
2. 競争力ある料金で集客アップ、売上目標達成へ(part1 part2)
5. プライバシー保護のためにも、ゲストとのやりとりはAirbnb上に留めること
から続き
8. 受取方法を選んで、支払いはがっちりゲット!
受取金はゲストのチェックインの大体24時間後に送金されます。予め選んでおいた受取方法によっては口座への入金はその1、2日後になる場合もあります。受取金の送金ステータスは支払い履歴で追跡できます。
Airbnbの隠された素晴らしいところ(利用した人しかわからない)に、お金関係のスマートさがあります。
①ゲストからホストへの支払いについて
ホストへの報酬は、ゲストがチェックインした翌日にAirbnbから支払われます。自分のリスティングに予約ができる人は、Airbnbがすでに決済をすませている人(つまりゲストは予約時にAirbnbに支払っている)だけです。なので、実際に会うゲストと現金のやり取りはありません。
(News Picks イノベーターズライフ Airbnb創業者 ネイサン・ブレチャージク 2015/07/13より)
細かい部分ですが、創業者たちが自分の経験をもとにUI設計しているのです。これは一例に過ぎませんが、こういうユーザー目線なところが随所にあるところが(自分のようなw)コアなファンがつく要因のひとつだと思います。
②支払われた報酬の受取方法について
ホストへ報酬が支払われたしても、何もしなければサイト上の自分のアカウントに支払い額がプールされるだけです。そのプールされたお金を、自分の口座に振込みをしなければ、そのお金は使うことができません。その受取方法が5種類準備されています。
私は上記の中のPayoneerとPayPalの受け取り方法を使っています。すでにPayPalアカウントを持っている人は簡単に登録できます。特にオススメはPayoneerです。おそらくほとんどの人がはじめて登録することになると思いますが、これを使うと自分の銀行口座すら持つ必要がありません。自分のPayoneerアカウント内にお金が振り込まれ、それをATM(日本では711で使えることは確認済み)でいつでも引き出すことができます。通常は年間$29.95の口座維持費がかかるのですが、Airbnbユーザーは無料です。(詳しくはこちら)
③収入の管理
お金の管理もしっかりできます。すべてCSVで書き出すことができ、税金の計算などの時に役に立ちます。私はここからつくったデータを税務署に提出しました。
3つの機能があります。
・完了した取引 リスティングや年月別にソートをかけることができる
・今後の取引 現時点でのこれからのどれくらい収入があるかわかります。
・総所得 すべてのリスティングの合計の収入がわかります。
お金に関する部分はとてもしっかりできているのです。これらの機能はすべてホストのためです。これを旅館業に置き換えると、従業員に対して、営業をスムーズに行ってもらえるように、働きやすい環境を提供しているということです。
このサービスは誰がお金を生み出してくれるのか?それはホストに他なりません。いいホストが多くのゲストを呼び寄せるのです。ホストの保護にお金をかけるのは必然だとも言えます。
次回は
【安達が東京都主催のイベントに登壇します】
ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。

こんな方におすすめ
・無借金経営を続けているが、事業成長が鈍化している
・DXやサイバーセキュリティに本腰を入れたい経営者
・「投資」が経営にどう役立つかを体系的に学びたい
<2025年7月14日実施予定>
投資と会社の成長を考えよう|成長企業が“投資”を避けない理由とは
借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである
2. 無借金経営は安全ではなく危険 機会損失と同義
・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる
3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう
【登壇者紹介】
安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00
参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。
お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください
(2025/6/2更新)