青森で安ホテルに泊まっている時に自宅ではドイツ人と香港人が滞在しているんです　Airbnb日記 vol.159

(私がAirbnbをはじめた理由。｜Airbnb新規登録 / ホストはじめたい人向けレクチャー / 出張コンサル）

Vol.158から続き

スキートリップは1週間ほど北東北をウロウロしてました。

（↑八甲田山バックカントリーの様子2015/12/30）

エアビを利用したのは、盛岡での最初の2日間だけです。そのあとは八甲田山でバックカントリーツアーに行くために青森市に滞在したのですが、エアビは利用してません。

なぜ利用しなかったのかって？

Airbnb物件が少ないのということもありますが、エアビよりはるかに安く心地よく宿泊できるところがあるからです。その名もスマイルホテル青森です。この年末の繁忙期になんと2500円/泊なのです。

安いからと言ってなにか不都合があるかって言うと全くそんなことはありません。いたって普通のビジネスホテルです（だからこそ年末は繁忙期ではないのかも知れない）。年末年始は若者がたくさん泊まってるようでした。

自分たちのように、寝れればいいだけのスタンスの人にとって最高です。私たちの目的はスキーをすることなのです。以前ニセコで朝7時30分から夜9時まで滑っていて、地元のプロライダーに「変態」と言われたたことがあるくらい、それは徹底してます。

スキー場の近くは温泉があることが多いし、おいしい食べ物だって探せばいくらでもあります。

（↑写真は八甲田山中にある酸ヶ湯温泉）

自分たちが滞在先に期待することは、「ゆっくりできる」ただそれだけなのです。

そう、それはAirbnbを利用して「東京」で遊んでいる外国人観光客と同じです。東京は「東京そのもの」がコンテンツ化していて、人それぞれの行きたい場所、楽しめる場所が様々なバリエーションであるわけです。

ある者は「渋谷のスクランブル交差点に行きたい」、ある者は「池袋のアニメイトに行きたい」、ある者は「汐留のイルミネーションに行きたい」と、東京は都会的なエッセンス（物質主義的なモノ？）のすべてが詰まった都市なのです。ドバイのように7つ星?ホテルやシンガポールのようにカジノなんてなくても、それぞれの経済力で充分楽しめます（もちろんお金があった方が楽しめるのが物質主義的都市の真骨頂ですが）。

翻って、Airbnbホスト視点で考えると東京に住んでいる人がAirbnbホストになって部屋を旅人に提供するっていうのは、とても恵まれているわけです。それは部屋のスペックやホストのおもてなしよりも「東京そのもの」をゲストそれぞれに自由に楽しんでもらえば、充分満足してもらえるということです。

私たちスキークレイジーが、八甲田のバックカントリーにさえいければ、夜はゆっくり安心して寝るだけのスペースがあれば良いと考えるのと同じです。

特にAirbnbゲストは、自分たちで考えて行動する人が多いのでこちらから何かをしてあげる必要もないし、むしろ煩わしいと考える人多いんじゃないかなって思います。

そんな青森のお得なビジネスホテルに１泊2500円で泊まっている時にも、私の自宅にはドイツ人カップルだけでなく、香港からのカップルも滞在していました。東京の自宅ではその何倍かの利用料を頂いてるわけです。旅をしながらも収入が得られているのです。（もちろんそれ相応の準備とそれに伴うリスクがあります）

それは、Airbnbが自宅を貸し出せる仕組みつくってくれてるのはもちろんですが、世界でも有数の（物質主義的な）華やかな大都市「東京」が持つポテンシャルがもたらしてくれていることは間違いありません。間違っても自分のおもてなしなんかではないですね。

（↑滞在している香港カップルが送ってくれた汐留のイルミネーションの写真）

（つづく）

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